椿日記
-チェコにて-まだ性懲りもなくプラハにいます。

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ベルギー5 Bruxelles ブリュッセル-3
今日は火曜日、ということは、すなわち美術館も博物館も開いているということだ。
PARC パルクでメトロを降りてブリュッセル公園を散歩。朝早く(と言っても、10時程度だけれど)、公園には人影も疎ら。
ブリュッセル公園

王宮に行こうとするも、開館時間には早いことに気づく…。
…昔はこんなことなかったのに、最近、本当にぼんやりしているな、私。多分、そんなに気合をいれて観光!!という気分になっていないせいに違いない。

待つのも面倒なので、近くのMusee des Instruments Musique 楽器博物館に行く。
Musee des Instruments Musique
ここの建築家はPaul Saintenoy。1899年。Old Englandというデパートの為に設計されたそうだ。似ているようで似ていないけれど、チェコにある某書店と同じような印象をうける。
割と軽い気持ちで入ったところだったが、とても充実している博物館。これから、ブリュッセルに行く、という人がいたらおススメしたい。
入口でヘッドホンを渡される。展示されている楽器の前には
Musee des Instruments Musique 2
と、書かれたスペースがあり、そこに立つとヘッドホンからその楽器の音が流れるのだ。
素晴らしい。
1階は世界の民族音楽楽器。2階はヨーロッパの楽器の古い形態のもの。
Musee des Instruments Musique 3
3階は弦楽器(主にピアノ)だ。私はこの小さな博物館にハマり、2-3時間は居た。
この建物を改築したときの様子などもパネル展示されていて、おもしろい。
ココまではっきりとしたアール・ヌーヴォーは今まで好きじゃなかったけれど、なかなか良いかもしれない。

ふと、途中で窓の外をみると雨が降っていた。すぐにやむだろうという感じの降り方だ。勿論、今日も傘なんて持っていない。ヨーロッパに住むようになってから、ほとんど傘を使ったことがないけれど(あの雨ばかりのアイルランドでも数回しか使わなかった)観光のように、外を歩きまわるときは必要だ…。

時間も時間なので、ここのカフェで昼食。チコリのグラタン。
ベルギー名物。チコリの上にハムののったグラタンだ。チコリの苦味が効いていて、美味しい。美術館併設のカフェにしては、なかなか良い味。

王宮に行くのはやめ、Musee Horta オルタ美術館に行くことにする。
Victor Horta ヴィクトール・オルタはベルギーを代表するアール・ヌーヴォー建築家らしい。
が、そこに行く前に通った道筋のものを幾つか。
Palais de Justice
前に見えるは、裁判所。
Pl.Poelaert
裁判所は高台に建っている。
が、なんだか、此処からの景色はやはりプラハに比べて寂しい。多分、それは街が平坦なせいだろう。塔もなければ、川もない。そして緑のあまり見えない。
塔とブルタヴァ川とそして緑の公園の木々、それがプラハの景色を美しいものにしているんだと実感した。
しかし、人が暮らすには「街が美しい」だけでは厳しい。

Maison Ciamberlani Huis
Maison Ciamberlani Huis。rue defacqz 48。Paul Hanker築。
画家のCiamberlaniのための家。1897年。2階(丸窓の階)はアトリエ用なんだと。

Maison Hanker Huis

Maison Hanker Huis 2
その直ぐ近くには上記建築家が自分のための家を。
Maison Hanker Huis。Rue Defacqz 71。Paul Hanker築。
1893年。自分の家のほうが小さいな…。ネオ・ルネッサンスとアール・ヌーヴォーの融合だそうだ。
ブリュッセルの家の特徴として、このような細長い建物、が多いらしい。中は幾つかのフラットではなく、一つの個人住宅。1階1階が狭く、上へ上へというスタイル。

Musee Horta
Musee Horta。オルタ美術館。オルタのアトリエと自宅。左スペースが自宅。
石の白さが周りのレンガ作りと比べて際立つ。バルコニーに使われている金属も柔らかい色合いだ。
このアール・ヌーヴォーはとても暖かい。
ちなみにレンガではなく石を使ったことにより建築費は跳ね上がったらしい。心に優しく財布に優しくない家か…。
館内には花が活けてあり、植物の匂いに包まれる。
ここも見ての通り、上へ上へと登るタイプの家だ。日本で言うところの4階建て。
家とアトリエとで、繋がっているが別の空間として設計されている。…仕事と家庭は分けたい、その気持ちはわかる。
階段の手すりの木と同じ色調でそれに絡まるような金属のデコレーション。階段は吹き抜けになっており、とても明るい。
上へ昇ると最上階に温室があった。植物の匂いに合点がいった。
大きな観葉植物は思いのほか、感じさせるものなのだ。以前、プラハで住んでいたフラットを思い出した。
ルームメイトが大きな観葉植物を幾つも置いていたリビングは、いつも新鮮で瑞々しい空気だった。
アール・ヌーヴォーというと鉄の曲線美というイメージを持っており、冷たいような暖かいような、取っ付きがたい印象を持っており、敬遠していた。が、ここは本当に柔らかい。
そして、驚くほどのジャポニズム。
確かに、アール・ヌーヴォーが日本の影響を受けていることは有名。
でも、かたやアール・ヌーヴォ画家として有名なアルフォンス・ムハの故郷、チェコにいても、そのようなことは感じられない。…ムハが実際、活躍したのがパリだからだろうか…(しかも、個人的にはムハのアール・ヌーヴォー画は、あまり好きじゃない)。
Musee Horta 2
内部は写真撮影禁止。

2箇所しか観光らしい観光をしていないけれども、思いのほか充実していて満足。
夕ご飯の後、ビールに出る。
センターにある小さな小道の突き当たりにある、呑み屋へ。
La Besasse
「La Besasse」
左の陶器にビールが入れられて出てくる。
手酌で呑む、チェコではない呑み方だ。
チェコビールに慣れてしまった今、なんとなくベルギービールでは満足できない…。
この呑み方からもわかる通り、ベルギービールのほうが味がブレない。
なんと言えばいいものか、フルーティなような甘いような、悪くないけれど、一杯呑めば良いような味だ(ウソ、2杯は呑みたかった)。
グラスに凝っているあたりも味よりもエンターテイメントっぽさを感じる。
チェコビールを自分で注いで、なんて呑み方したら美味しくないだろう。
余談だが、ベルギーのビールは0.33Lが平均。チェコでは0.5L。
アルコール度数が高いとはいえ、物足りなさが残る。
ビールはやっぱりチェコ。


【2007/10/30 23:28】 チェコから海外へ | TRACKBACK(0) | COMMENT(2)
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この記事に対するコメント
ブリュッセル
はベルギーの中では特に好きな町ではなかったのですが、こうやって見るとなかなかみどころが多いんですね。
オルタ美術館は有名だけど、楽器博物館は知りませんでした。
楽器は音をきいてこそナンボのもんなので、ただ楽器が並んでいるだけの博物館を見ると白けてしまうんですが、そういう工夫が凝らされていると聞くと食指が動きます。

ところで、直線的なのはアール・デコです。
アール・ヌーヴォーは日本の花鳥風月に影響を受けていて、曲線美なんですよ。
【2007/12/02 04:58】 URL | かおる #wYAyu/Y2 [ 編集 ]
日本からツアーなどで来るとどこを見るんでしょうブリュッセル。美術館とグラン・プラスだけでしょうかね。
プラハだって、城みて橋みて広場みて終わりでしょうし…。興味が持てそうな、おもしろいのって、あんまり情報が入ってこないもんなんですよね。
私は一週間近くいたので、暇だったんです(笑)。
建物好きなので楽しめました。中に入れない建物なんて眺めようなんて人はあんまりいないでしょうけれど、ブリュッセルのアール・ヌーヴォー建築の本なども出ていて通りがかりに建物を見ているのは(私的には)楽しかったですよ。
楽器博物館は建物も展示内容も良かったです。本当におススメ。世界の民族楽器とヨーロッパの古いのが聴けます。

アール・デコはあんまり私の好みじゃないですねー。アール・ヌーヴォーも、屋根などは好きですが、あの特有な鉄を使ったデコレーションはあんまり好きじゃないんですよ。ちょっと過剰な気がして。
プラハにいるので一応一通りの様式について、おぼろげながらわかっているつもりなのですが、一つの建物で、ここはこの様式でここはナントカで…などとまでは言えないくらいの理解でしかないです。ロココはプラハにないし。アール・ヌーヴォーもちょっと違うんですよね。やっぱり。ここはウィーンのセセッション・スタイルが多いですから。
【2007/12/03 16:03】 URL | >かおるさんへ #RVrSGgmE [ 編集 ]
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