椿日記
-チェコにて-まだ性懲りもなくプラハにいます。

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外国人警察
書くべきなんだろうと思う。
ツーリストではなく、今この国にすんでいる者として。
とあるHPで「今ではこのような事例は体験できないだろう」と言われていた。でも、この国ではまだ似たようなことが起きている。

海外でビザを取得しているものがこの国に住むためには、チェコに到着後、3日以内に外国人警察に届出をしなければならない。
それをしなければ、罰金を払うことになる。
登録をするだけで良い。ビザ自体は持っているのだから。
外国人警察に行く。
そこには勿論のごとく、英語の案内などない。チェコ語のみ。
登録をしたいんだけど、どうしたら?とそこらへんの人に尋ねる。
ジートラ(明日)この紙を持って来るといい」と、その人はチェコ語ができるようで、親切に訊いてくれた。
ジートラ(明日)」また行った。そこで係員にまた、「ジートラ(明日)」と言われる。
正直、これは私には予測していた事態だった。
この国の役所は本当にいいかげんだし、チェコ語しか通じないということも聞いたことがあった。
学校も始まっていたし、私はストレスよりも罰金を選んだ。
(というより、私は元々そうするつもりだった。)

学校で一緒の日本人の一人が、ビザを取得するために一度日本に帰るという。
受け取りはオーストリアやドイツなどでもできる筈では?と聞くと、
不可能だと言われたと彼女は言った。
おかしいな、私の知り合いはそうやって手に入れた筈だけどな。
彼女は日本に戻った。

そして、彼女も外国人警察で「ジートラ(明日)」と言われる。
彼女もまた「ジートラ」行く。そこで、保険か健康診断書を出せと言われる。
彼女はチェコ語が全然わからない。
書かれた紙をもって学校で先生に聞く。保険か健康診断書、訳してもらって初めて理解した。
数日後、彼女は偶然日本人に会ったと言った。
その人は保険も健康診断書も必要なく、パスできたという。
彼女は、登録が遅くなったのは「ジートラ」「ジートラ」という貴方たちに非があり、自分には非がない、とチェコ語に訳してもらった紙を持って行くと言う。
私も一緒に行くことになった。

朝、7時から外国人警察は開く。
つまりは6時から並ばなければならない。
もう寒い時期だった。

結果的に、彼女は登録できた。
保険も診断書も必要なく、罰金はなしだ。
私はできなかった。
罰金という話がでた。
そのときは罰金という単語を知らなかった。だから、罰金のことだろうと思っていた。知らないが故の躊躇がヤツらに「ジートラ」という余裕を与えた。
彼女は紙を持っていった。そして何か言われたときは、すべて「私は理解できません。」と言ったそうだ。それが彼女にとってのせいいっぱいのチェコ語だ。
その話をルームメイトのジャイアンにした。
彼は彼女の持っていった紙を見て、言った。「俺は英語もチェコ語もできるぜ。やってやるぜ。俺が書いてマルケイタ(チェコ人の彼女)にチェックしてもらうよ。」やったぜ、ジャイアン。
「外国人警察は最悪だ。バカなコミュニストの集まりだ。」
その夜、マルケイタも言った。「いい?あいつらバカ。コミュニストよ!!気にしちゃだめよ!」

翌日、書いてもらった紙を持って、また行った。
昨日と同じババアおばさんだ。
彼女は言った。「保険か健康診断書」
「昨日友人はなしで問題なかった。」「友達は関係ない。」
「関係ない?お前らのシステムはどうなってるんだ?日本人は必要ない。第一、あなたは昨日、それが必要だと言わなかった!」
「今、言ったわよ。ジートラ。」
「貴様らほど、暇じゃねえんだよ!」
私の閉めたドアの音は周り中に響き渡った。
周囲の人間が皆、振り向いた。

今日中に登録したい。
もう、たくさんだ。
ルームメイト、プラハでの私の家族が喜ぶ顔を見たい。
そう思った私は、もう一度整理番号の紙を引き、保険の用紙を取りに家に戻った。
家は近い。
すこし休憩してまた戻ると、順番はまだまだだった。
この国はどこでも効率が悪い。

先刻とは違う係員。すこし若い。
保険も罰金も問題なかった。
私はミスをしていた。
留学ビザをもらったときの住所は当初入る予定だった寮。今は別のところに住んでいる。
登録のための用紙に新しい住所を書いてしまっていた。
「引越したんだ。」
「新しい住所で登録するには、証明書が必要。」「どうすればいいんだ?」
ダンナはご丁寧にも、尋ねていた。
私は言い放った。
私は間違えた。今でもここに住んでいる。
係員は答えた。
「わかったわ。用紙を書き直して。」

登録することができた。罰金はなし。

私は来る前から、チェコの役所はいいかげんだし酷いということ知っていた。
人に詳細をいうのが嫌なくらいに本当に嫌なことだったけれども、これからチェコに来たいと思っている人や、興味のある人に伝えたほうが良い一面だと思い書いた。自分が忘れないためにも。
この事例が特別なことではない。





【2005/11/06 23:36】 チェコで暮らす | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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