先日、本屋で世界を変えたスピーチという本が立てかけられており、その表紙には「Mr. Gorbachev, open this gate! Mr. Gorbachev, tear down this wall! 」が印刷されていた。 補足しておくと、これは1987年当時アメリカ合衆国大統領だったレーガンがベルリン、ブランデンブルグ門の前でしたスピーチの一節である。 ベルリンの壁がなくなったとき私はまだ小さかった。それでも壁の上に人が立っている映像は私の中に強烈な印象を与えた。開かれたのはベルリンの壁ではない。開かれたのは世界の扉だった。 チェコに来て、初めて行った海外はベルリンだ。見てみたかった。 ドイツは気に入っている国の一つだ。大体、ドイツやらスイスやら精密機械を作れる国は清潔でキッチリしていて日本人の私にはとても居心地が良い。ラテン系の方々のように365日24時間ハシャぐこともない。多くの人が云う「ドイツ語はハードで怖い」とも私は思わない。私が次に言語を習うとしたらドイツ語が良いと思っているくらいだ。 この映画をみて、もう一度ベルリンに行ってみたくなった。 シタージの本部が置かれていた場所が見学できるらしい。