椿日記
-チェコにて-まだ性懲りもなくプラハにいます。

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「英語を学べばバカになる-グローバル思考という妄想-」
英語を学べばバカになる グローバル思考という妄想 英語を学べばバカになる グローバル思考という妄想
薬師院 仁志 (2005/05/17)
光文社
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「英語を学べばバカになる-グローバル思考という妄想-」
という本を読んだ。

筆者が忘れているのは
世界には、たくさんの種類の「英語」が存在する、ということだ。
英語はアメリカ英語をさすわけではない。
先日、授業中にstadard English:標準英語という話になった。それは言い回しに関することについてのときであり、イギリスの南部という狭い地域で使われている言葉こそが、標準英語だという。
確かに、今の日本の現状ではアメリカ英語が優勢である。義務教育で教えるのが米英語だからだ。
それゆえ私は英語というものが好きにはなれなかった。
どうも私は強い強弱アクセントを持つ言葉が好きではないらしい。
同じポルトガル語でもポルトガル人のポルトガル語が一番好きで、ついで多くは3種に分類されるというブラジル・ポルトガル語も派手にアクセントをつけない順に耳が心地よいという。

今の私にとって第一外国語はチェコ語。第二外国語は英語。
この筆者はフランス語であり、フランス贔屓がものすごい。フランス一国の例をとることが多すぎるし、また参考文献などからの引っ張りもとても乱暴であり、とても理論的とはいえないのが悲しいところだ。
英語からの情報に偏るころに警鐘を鳴らしている姿勢には共感できるが、
正直にいって、英語は世界の共通言語である。残念ながら。
日が沈まない大英帝国の影響もあるだろう。しかし何と言っても英語は簡単なのだろうと思う(自分ができないくせに、こんなことを言うのは僭越だが)
インド・ヨーロッパ語のカテゴリに入る人たちからすれば勿論。アジア人にとってもいろんな文法からみて許せないほどではないのだろう。シンプルなのだ。
アメリカ人・英語人が他言語を話せない人が多いというのは、まさに教育のせいであって、英語のせいではない。なぜなら、英語人こそ他言語を話す必要せいがないからだ。
ある程度のマトモな人であれば、言語を学ぼうとしている人はたくさんいる。アメリカ人だって。チェコで友人のアメリカ人は、チェコ語の学校に在籍しながら勉強する気のないアメリカ人をバカにしていた。彼女自身も英語だけで生活できてしまうことは有利であり、また不利であることもわかっていた。
ちなみに英語人だって何ヶ国語も話せる人がいることもお忘れなく。ヤツらは似たような言語がたくさんあるのだ。

余談だが、チェコにいるときによく思ったものだが、チェコ人は言語を学ぶことをそんなに大変なことだとは思っていない人が多かった。
ある程度メジャーな言語は自分たちの文法よりも簡単だからだろうと。言語について知らないのだ。実際日本語を習っている人に言わせると「難しい」と口を揃えて云う。
現在の私の英語の先生、アイルランド人は日本人や韓国人が英語を学ぼうとするのは凄いと思う、私には日本語を学ぼうなんて思えないと言い、私がチェコ語をしていたと聞けば、スラブ語は難しいのに凄い、という。ちなみに彼はフランス語ができる。

また、筆者はいう。人口の少ない国ほど英語が必要になるという。何かを勉強するには英語の文献を読まなければならないからだと。
これについては私はハッキリ否定したい。
人口と経済の発達。つまりは独自のマーケットをもてる国が英語が必要のない国だと。日本もフランスも必要がない。そうでなければ「良い仕事」を得るためには英語は必要になるのだ。
今の日本では英語の必要性は絶対ではないだろう。それでも、上のクラスにいくには英語は必要であろうし、また英語以外の1・2言語があればいいだろうと思う。英語だけでは今はダメであろう。その際、求められるのは当然メジャーな言語だ。マーケットになる言語。

必要だから英語をする。その姿勢には賛同するが、現在の私は学生だった私に言ってあげたい。私は将来、その自国の言語だけでは厳しい国に行きたいと思う。だから英語が必要になる、と。

社会思想から教育問題まで、ともかく引っ張るには「英語」という主題ではムリであり、また、このような文体、主張で「新書」という本が出版できるようになったことに対して考えたほうがいいだろう。
ちなみにこれに関しては、この本ばかりではなく感じる。現在、日本語で読める文献が限られている状況にいる今、美しいものしか読みたくないのだ。
美しい本を提供してください。

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【2007/06/01 20:35】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(2)
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「チェコのマッチラベル」 「ドイチェラント ドイツあれこれおしながき」
昨日で日本における仕事の予定がすべて終了した。
本日は、銀行に口座の解約や税金の振込みに行ったり。

       


久しぶりに本を買った。
コーヒーを飲みながら本をひらく。

最近、何故チェコなのかわかならくなっていたけれど、それでもやっぱり、チェコやドイツが好きなんだと自己確認。
先日行ったスペインでは、街も小物も可愛く思えなく、自分は感動が薄くなってしまったのだと感じていたけれども、単純に好みの問題だった。
もちろん、初めて海外を旅したときのような見るもの全てに感動するようなことはもうない。
でも、ちゃんと好みのものにはまだ、ときめく。
当然といえば当然なのだけれども、一緒に行った友人たちが感動しているのを見て、自分の感動具合と比べ、一抹の羨ましさを感じていた。

チェコもドイツも建築も好きだけど、紙もののデザインがとてもキュート。
装丁や切手やラベル類がたままらない。
ダサさと可愛さが丁度良くミックスしている。
チェコのマッチラベルはざらっとしていて、紙質からして好きだ。

ドイチュラント ドイツあれこれおしながきは、デザインも可愛かったけれど、購入動機は、ケストナーについて書かれていたから。
ぜひドレスデンの博物館に行ってみたい。



【2005/08/17 23:03】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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図書館
散歩がてら図書館へ。
近所なものの、大学卒業間際にできたものなので行ったことなかった。
今まで一番近いところが県立図書館だったので資料ばっかりだったけれど、この図書館は一般向けが多い。

●借りたもの
まっぷるマガジン「スペイン」:昭文社
「おばあさん」ネムツォヴァ:岩波少年文庫
「海外で暮らすためのとりあえず英会話」ノーラ・コーリ:NOVA
「近世武家言葉の研究」諸星美智直:清文堂


「おばあさん」はチェコの話で、前から話だけは聞いたことがあった。
1855年に初めて書かれた本だそうだ。
岩波文庫ででていると聞いてたけれど(絶版)が、少年文庫でした。
…ちょっと省略されているらしい…。

日本でいうと、ちょうど江戸幕末のころに出された本。
そのまた更に「おばあさん」の生活。
オーストリアに支配されていたころのチェコの田舎の生活。

最近聞いた話や、こういう本を読んでいるとチェコにもアニミズムのような古い形の信仰が残っているように思う。
チェコの田舎をドライブしているときに見かけた道祖神のような祠のようなものを見かけた。


【2005/05/09 00:59】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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スーパーマーケット

「スーパーマーケット・マニア~EUROPE編~」
表紙はイギリスのスーパー・セインズベリーの袋。

ヨーロッパのスーパーで売っているオリジナル商品を可愛く紹介している。
ただし、イギリス・フランス・ドイツ・デンマークがメイン。
最近、雑貨本などは増えたけれども、これはスーパーのみ。
ごてごて装飾アンティークに惹かれるのと同様ジャンク雑貨を愛する私としては、ついついスーパーに入ってしまう。
(でも、国内でも入る…単にフラフラ眺めるのが好きなだけとも言える。)
スーパーとかデパートとか無駄に眺めるのが好きなのだ。
お菓子も雑貨もディスプレイも、いろいろな特色があって面白いのだ。

本のなかで紹介されているもので持っているものがあった。
これ↓

お買物袋。
本の中ではドイツのスーパー・KAISER’Sで売っているものとして紹介されていた。
私が買ったのは、初めての海外旅行だったオーストリア。
多分、~200円くらいの代物で、長年愛用したためお疲れのようす。
このロゴは「環境を守ろう!」的なことが書いてあるようだ(忘れた)。
なぜカメとカエルといえば「なんとなく環境によさそうだから」。
不思議なのはKAISER’Sはドイツ以外に出店していないようだ。
これは何なのだろうか?

そして海外行きたい熱が高まる。
年末に行きたい。クリスマス前とか。
どうしようかな、どこがいいかな。
フランスとか、ポーランドとチェコとか、もしくはアジアリゾートか。
どうしようかな。
行きたいな。
行ったことのないところがいいな。
旅行は夢を膨らませているときが一番楽しい。



【2004/08/08 18:25】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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「山だ。黒一色の山だ---。」


「マークスの山」(著:高村薫 講談社文庫)
を読んだ。
高村薫は、数少ない好きな作家だ。
決して読みやすくはないけれども、とても綺麗な文章を丁寧に書いているように思う。
文庫と単行本で書き直すことが多く、自分の作品を読み返し、上を目指すことに対して抵抗を持っていない作者。
それ故、単行本が出版されることが遅い。
作者独特のまとわりつくような文章で人物描写がされ、それが人によっては「だらだらしている」と不快に思う人もいるようだ。
爽快なものを期待する人には向かない読み物だ。
クライマックスに向けて緊張感や人々の想いが凝縮されていく瞬間を描くのが上手い。
高村薫のものを読んでいるときに思う言葉は「荘厳」。
読んでいて景色が浮かぶ。
全作品に共通するのは、ことばにすることの難しい異物感。

「マークスの山」は多分、警察小説というジャンルにあてはまる。
たたき上げの出世をしてきた本庁・捜査一課所属:合田雄一郎が主人公のシリーズものだ。
(もっとも次の作品では飛ばされたりしているけれども...)
精神障害者マークスの起こす事件を軸に、警察内部や検察・政治の微妙な関係を描いている。
泥臭い人間の思惑は、私のような懐疑的で狡猾な人間にとってリアルに思えます。
単行本よりもマークスの病気が進んだように思え、今、読むと昔のマークスはまるでチンピラ…。
マークスが何故人を殺すのか。
行動している人間自身よくわからない。タカがはずれた人間の暴発。
そんな漠然としたものを描くのが上手い。
「犯人は何故、殺人を犯したのか?」「何故このように行動したのか?」
ハッキリとした理由づけが好きな人はイライラするだろう。
続作品の「照柿」で、殺された理由を「暑くて眠くてイライラしていた結果の殺人」と私は判断している。。

読んでいて浮かぶ景色というのは、
「マークスの山」では、勿論、山、そして汗。
その場その場で感じるというようなものではなく、
マークス:水沢が感じているように読んでいる間中ずっと重苦しい「山」が頭に浮かぶ。
…以前読んだときに実際に「北岳」が見たくなったのだが、
北岳は初心者が安易に登れる山ではないこと、周りに観光地が何もなくそのためだけに行くようなものだ、ということを知った...。

先日TSUTAYAで「マークスの山」の映画を借りてこようとしたのに、いざ行ったら忘れてしまった。
…水沢じゃないんだから…自分がんばれ。
今度「レディ・ジョーカー」の映画化するようだ。
石原軍団は好きではなくて、むしろ...。

私が一番好きな高村作品は「リヴェエラを撃て」。
ご一読を。

【2004/08/04 23:12】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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「連合赤軍「あさま山荘」事件」
「連合赤軍「あさま山荘」事件」
文春文庫。
佐々淳行、本人が書いているものだ。
何の縁もない私の世代からすると、学生運動とは結局アメリカ傘下に入っている日本の麻疹のようなものにしか思えないけれども。
…自分大絶賛で書かれている。
書き方が昔の活劇風というか…昔の人のものにありがちなのだろうけれども。
この世代のある種の人が一人称口語体で書くと、こういう風になるのだろうか。

一時期、幕末~戦後歴史をかなりのオタク度を極めた私の一番驚いたことは、
この人佐々友房を祖父に持つということ。
佐々友房、西郷隆盛とともに西南の役で熊本隊として挙兵、
後、熊本で済々黌という学校を興している。
(済々黌は今でも熊本2番目(卒業生談)の進学校として存在している)

郷土LOVE。祖先LOVE。そして自分LOVE。
自分LOVEまでは理解できなくもないけれども、祖先とか郷土とかは私にはわからない世界だ。
確かに生まれ育った土地を愛してはいるけれど、固執はしてないつもりだし。
早乙女貢なども、こういう激しさがある。
…ハッキリ云って、苦手。

あさま山荘に立てこもった犯人たちは、それ以前に仲間を14人もリンチで殺していたそうだ。
凶器はアイスピック。
「マークスの山」

【2004/07/29 00:22】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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ひかわきょうこ NO.2
「彼方から」
足掛け12年の作品…長い。

所謂、ありがち異世界ファンタジー。
それでも、異世界では言葉が通じなかったりとハリウッド的なことはない。
現実は意外と厳しい。

「主人公ノリコは平凡な女子高生、ある日突然、異世界に飛ばされ、その世界で凄まじい破壊力を持った天上鬼を目覚めさせる存在で…」ってなかんじで説明されるのだろうか。
ヒーロー:イザークは、ともかくカッコいい。カッコいいのがこのキャラクターのキャラづけだ。
誰にも負けない力を持ち、それ故にそれ以外のものを何一つ得てこれなかったイザーク。
それなのに、優しい。紳士的。
ヒロイン:ノリコは平凡であるが、物事をみる確かな目と、いざという時の心の強さをもつ少女。
「荒野…」に比べるとハードな話だ。
登場人物はいつも健気にまっすぐに頑張って、読んでいると切なくて、そして元気がでる。
そして根底に流れる優しい感情が、暖かい気持ちにさせてくれる。。
...少女向け漫画としては良いのかもしれないけれど、人は常に前を向いて生きられない、と知ってしまった大人が詠むのは厳しいかもしれない。

ラストはあっさりと終わった感じが(ムリやり終わらせたような)してしまうけれど、
それでもよくまとめたなあ、とは思う。
此処まで広げてしまうと、風呂敷を畳むのも大変だろう。

ヒロインは年相応に感じるけれども、
ヒーローはダグラス(荒野..)といい、イザークといい年以上の優しさ、強さを感じる。
少女漫画の描く男性像にありがちかもしれないけれど、
彼らが背負う背景を考えたらそれくらいが相応しいのかもしれないけれど、
女を認め、尚且つ、護り、ともに歩んでいく、ひかわキャラの男性像は「女の描く理想の男性像」。
人が性格はやはり、その環境によって変わる。
そういう意味では今の若い男の子がダラしない、と云われるのも仕方ない。
男は常に精神的に女より幼いと云われるけれども、女の子はいつだって、頼れる、優しさと強さを持った男の子に憧れている。
だた優しいだけではなく。
ただ強いだけではなく。

長きに渡った作品なので、改めて読み直して「かっこよいイザーク」がいつの間にやら年下になってしまった…。
寂しい。


【2004/07/25 23:08】 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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